顕微鏡でHepG2細胞(肝臓がんの細胞)がどのくらい増殖しているかを確認している。
電動ピペッターを使ってHepG2細胞を新しい培地に移している。
自動セルカウンターを使ってHepG2細胞を数えるためのサンプルをつくっている。

私は益田高校を卒業後、慶應義塾大学環境情報学部に入学しました。

そして今年の3月に慶應義塾大学環境情報学部を卒業して、現在、慶應義塾大学大学院の政策・メディア研究科の1年生です。大学は東京にありますが、今は山形県鶴岡市にある先端生命科学研究所で研究を行っています。

生物の体の中で作り出されたアミノ酸や糖、脂質などの代謝物質(メタボライト)をまとめて定量的に測定し解析できるメタボローム解析装置を用いた研究をしています。メタボローム解析を行うと唾液からはすい臓がん、乳がん、口腔がん、血液からは肝臓がんなどの9種類の肝臓疾患を、短時間かつ高い精度で診断することができます。

私はこのメタボローム解析装置を使ってがん細胞の細胞株とジペプチドの関係を研究しています。

高校時代のSSHでの活動で役に立っているのは、どのように研究に向き合うのか、どのような順序で研究を進めていくのかを考え、そして体験できたことです。研究の目標を決め、時間を逆算していつまでに何をしなければならないか計画を立てます。

次に仮説を立て、実験と考察を繰り返すことで、少しずつ結論に近づいていくことができます。

またコンテストや学会で発表する機会が多くあり、発表をする技術を高めることができました。

発表を行うためのPowerPointやポスターの作成、発表原稿の作成、実際の発表の場で自分が相手へ伝えたいことをしっかり伝えるスキルや質問の受け答えのスキルなどは何度も繰り返すことで上達していきます。SSHでの活動を通して学んだことは大学で研究をする際にも非常に役立っています。