伸びる 伸ばす

校長 長岡 正和

ようこそ、益田高校のホームページにお越しくださいました。

母校の校長として、2年目を迎えました 長岡正和 と申します。

「歌の聖と畫の聖 ふたり眠れりこの郷に 七尾山下のわが校舎 ~」

これは、コロナ禍で歌う機会がかなり減ってしまいましたが、本校校歌の出だしです。歌詞のふたりとは、歌の聖(柿本人麻呂)と畫の聖(雪舟)のことです。「画聖 雪舟」ゆかりの中世の城下町として発展し、歴史文化の景観を残す益田市にある七尾山麓に位置する本校は、明治45年、益田町立女子技芸学校として開校し、その後、大正、昭和と幾多の変遷を経て、島根県立益田高等学校として昨年、創立110年目を迎えました。昨年度の創立110周年事業におきましては、コロナ禍での式典・講演から周年史編纂まで、関係各所には大変お世話になり、心より感謝しております。誠にありがとうございました。

今年度も本校の教育目標は「主体的に物事に取り組み、様々な他者とのつながりを通して自らを高め、未来を切り拓くことのできる生徒を育てる」であります。自立した人間を目指し、『伸びる 伸ばす』を合い言葉として、学業、部活動、探求活動等あらゆる面において、自己の可能性に線と引くことなく挑戦・チャレンジしていくとともに、「凡事徹底」を意識しながら「時を守り、場を清め、礼を正す」ことを心掛け「心の偏差値を高める」ことにより豊かな人間力の育成を目指しています。

世間の情勢として「Society5.0」を目指す現代社会のテクノロジーの進歩は目覚ましく、「 IoT ( Internet of Things:モノのインターネット) 」や「 AI ( Artifical Intelligence: 人工知能 )」の活用により職業が制約され新たなビジネスが生まれてくる時代もそう遠くではないと思います。また、新型コロナウイルスだけでなく、地球温暖化による異常気象や自然災害、飢餓と食品ロス、技術革新と自然環境破壊など、全世界規模での多くの課題も待ち受けています。そのような社会を生き抜く生徒には、定まった答えのない問題に対して、自立して考え、他者と協働して、ともに生きていくための知恵を出し合い、行動することが求められます。

そんな状況下において、本校では今年度も「益高生に身につけさせたい資質・能力」として整理した8つの力を教育活動全体を通じて育成したいと考えています。また、教育のひとつの柱として、2004年度に採択されてから今年度通算19年目となるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業への取り組みを重視しています。SSH事業は科学技術の発展と地域貢献への意欲を持った人材の育成を目指して、課題研究並びに課題探求等に全教員で取り組んでおります。地域の小・中学校、県内外の高校・大学・研究機関、行政や企業など関係の皆様方には引き続きご協力いただきますようお願いいたします。

さて今春の進路実績については、大学入学共通テストの受験率96%に対して、第1希望である国公立大学前期試験での合格率(合格数/受験数)が81%と、クラス数が5クラスから4クラスに減った中でも合格数はかなり増え、国公立大学合格率(合格数/卒業生数)は54%と、ここ十数年間では最も高く、卒業生の半数以上が国公立大学に合格したということになります。そして、難関大学だけでなく、いわゆるブロック大学への合格数がかなり多かったことも特筆に値します。さらに、総合型選抜入試や推薦入試での合格した者も、多くの受験生の中でも益田高校生の受験生のプレゼン能力の高さ、熱意は抜群であったとお褒めの言葉をいただいたくらい立派な成果を挙げてくれました。また、国公立大学だけではなく、私立大学、国公立短期大学、専門学校、就職等についても、それぞれがほぼ第1希望での合格を果たし、しっかりと進路目標を達成してくれました。

このホームページでは、昨年度創立110周年を記念してリニューアルしたばかりです。日頃の学習活動や学校行事に加えて、部活動や委員会活動、また本校が取り組んでいるSSH事業など、様々な観点から生徒の活動など本校の様子をできるだけ早く詳しく紹介しています。閲覧していただく皆様には、地域と共に生きる益高生の躍動する姿をご覧いただければと思います。保護者の皆様、卒業生の皆様、地域の皆様をはじめ多くの皆様、島根県立益田高等学校の教育活動に対しまして、今後ともご支援とご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

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