世界(ここ)に希望をつくりだす

~自律 対話 交響~

校長 山﨑 秀雄

「歌(うた)の聖と畫(ゑ)の聖 ふたり眠れりこの郷に」

 本校の校歌は、歌聖・柿本人麻呂と、画聖・雪舟という、二人の偉大な先哲への讃歌からはじまります。一文字の言の葉から世界を紡ぎだす「歌」。一色の墨から世界を描きだす「画」。相異なる二つの魂が響き合うこの益田の地で、はるかいにしえからの知の血脈を受け継ぎながら、わたしたちは、日々未来への希望をつくりだす学びに向かっています。 

 「希望」とは、「まだ-ない」願いを、現実に創造していこうとするプロセスのことです。

 土台となるのは、「わたしの希望をつくりだす」自律の力。 

 それから、異なる他者と「共に希望をつくりだす」対話の力。

 そして、異なる知の響き合いで「ここに希望をつくりだす」交響の力。

 この三つの力を育むための実践の一つとして、本校では、最先端科学の学び・世界との交信・地域との交流が響き合う「スーパーサイエンスハイスクール事業(SSH事業)」に取り組んでいます。

 多様な思考力を鍛える教室での学び。やりたいことに熱中する部活動。みんなの歓びが共に爆発する学園祭。こうした一つひとつの自律的で対話的な経験が連鎖し、融合し、交響しながら、生徒も教職員も一緒に成長していく。それが、益田高校という場です。

 歌聖が、一文字の言の葉から世界を紡ぎだしたように、画聖が、一色の墨から世界を描きだしたように、わたしたちは、日々の学びのささやかな響き合いから、地域を、世界を、あらゆる「ここ」を照らす希望をつくりだしたいと願っています。

 このホームページを訪れてくださったみなさま。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。益高に集う若者たちによる、「希望をつくりだす」ための懸命の挑戦を、これからも温かいまなざしで支えていただきますようお願い申し上げ、あいさつといたします。