学園祭 『Stay Hungry』(R3.9.2) 

今年度は、9月2日の『創立百十周年記念式典』から始まる記念すべき特別な文化祭となりました。例年通りグラントワでの開催ではありましたが、残念ながらコロナ禍での式典であったため、来賓を含め入場者を制限しての縮小開催となりました。ただ、式典だけでなく本校沿革史紹介や卒業生による記念講演など、興味深い貴重な時間を過ごすことができ、例年以上に記憶や思い出に残る文化祭のスタートになったのではないでしょうか。

今年度の学園祭のテーマは、『Stay Hungry』

生徒会執行部のHungryに込められた『渇望せよ』という強い想いが伝わってきます。

「現状に満足して歩みを止めるな。より先の未来を渇望し追い求めよ!」本校の合い言葉の『伸びる 伸ばす』や『不抜・不濁』の精神にも繋がる素晴らしいテーマだと思います。

2日間の文化祭は、合唱部、吹奏楽部の演奏、各文化部や各種委員会の展示など、日頃の活動の成果をしっかりと披露してくれました。また、百十周年記念展示、1年各クラスや運動部の模擬店、有志発表など楽しい催しもありました。そして学年別の催しとしては、クラス毎に、3年生は伝統の「演劇」を演じ、2年生は今回初めてグラントワのステージ上で「デコ・ダンスパフォーマンス」を舞い、1年生は一昨年度まで実施していた「合唱コンクール」を実施しました。各学年が、演じ、舞い、歌うことで、想いを一つにしてクラスの創造力・団結力を表現する姿は文化祭ならでの光景であり、その生き生きした笑顔、真剣なまなざしがとても印象的でした。短い準備期間を工夫しながらも、たぶん色々な失敗をし、ぶつかり合いもあったのではないかと思いますが、皆で一つのものを作り上げることの難しさや大変さを感じるとともに、やりきった達成感や充実感を味わうことができたのではないでしょうか。

体育祭は、今年度全学年4学級となり、学年縦割り4色での実施となりました。

今年度は熱中症対策として文化祭と切り離し、9月14日の実施となりました。ただ、台風14号の影響で当日朝まで天気予報を確認したものの、予報に反して少雨どころか雨天決行となってしましました。昨年同様にコロナ感染症対策を考慮した種目や、パラリンピックを意識した種目を工夫して行いましたが、すべての競技を実施することができずにすみませんでした。そんな中でも生徒達のパワー、エネルギー、情熱、そして結束力を、様々な場面で感じることができました。あわせて、傘をさして最後まで応援いただきました保護者の皆様にも感謝申し上げます。

改めまして、夏休み前から長きに渡って準備・運営に携わってくれた生徒会執行部の皆さん、本当にご苦労様でした。また、周囲と協力しながらも個々の役割を責任持って務めてくれた生徒の皆さん、生徒部中心に生徒と共に準備・運営をしてくれた教職員の皆さん、そして保護者の皆様、グラントワや地域の方々など、この創立百十周年記念事業並びに学園祭に関わってくださいましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました!!