葉月(August)の校長 令和3年度第2学期始業式 オンライン校長訓話(R3.8.18)

今日から第2学期のスタートとなります。

まだまだコロナ禍での第2学期ですが、今学期は、創立110周年記念式典、文化祭、体育祭をはじめとして第1学期以上に多くの大切な行事が予定されている一番長い学期です。

その節目に当たり、今年度スタートの4月8日の始業式でお願いした2つの事を、改めて、繰り返し確認したいと思います。

1つ目のお願いは、今年度の益田高校の新しい合い言葉である『伸びる 伸ばす』についてです。第1学期末に英語科を中心に新しいHPのトップ画面に載せる『不抜・不濁』の英語訳を2,3年生全員に考えてもらいました。この言葉も、創立100周年の頃から、合い言葉としてずっと使ってきました。

『不抜』:何事もあきらめずに最後まで粘り抜くこと。

『不濁』:校歌の歌詞にもあるように、自分に負けずに高い志を持つこと。

勉学にしろ、部活動にしろ、自分の才能を開花させ、目標を達成するためには、この『不抜・不濁』の志が最も大切であると私は思います。

今回のオリンピックでの選手達の姿には、目に見える部分だけでなく、表に表れない部分においても、この『不抜・不濁』の精神があるからこそ、見ている者に感動を与えてくれたのだと思います。この精神があってこそ、『伸びる 伸ばす』は実現出来るのです。

ぜひこの2学期を『不抜・不濁』の精神をもとに、自分の可能性に線を引かず、目標を見定めてチャレンジし、『伸びる 伸ばす』を実現していってください。

2つ目は、『凡事徹底』をお願いしましたが、特にその中でも、『時を守り、場を清め、礼を正す』ことを心掛けてもらいたい。とお願いしました。

人それぞれ平等に与えられた時間を、自他ともに大切にする『時を守る』ということ。

形だけ取り繕うのではなく気持ちのこもった挨拶や、敬語・丁寧語を意識した言葉遣い、折り目正しい服装などの礼儀を重んじる『礼を正す』ということ。

そして、この2学期、最も意識してほしいのは、『場を清める』ことです。

第1学期を振り返り、特に日々の「10分間の清掃」が十分でなかったと反省しています。他に気になる事があるかもしれませんが、共に学ぶこの学び舎を、10分の間ぐらい集中して掃除に取り組みましょう。以前は、率先して教室の雑巾がけをしたり、時間があれば自分で考え、窓ふきなどを時間いっぱい取り組んでいる姿をよく見かけました。

生徒諸君だけでなく、教職員の皆さんも、自分だけでなく皆が利用する環境を整理整頓し、お互いが気持ちよく使えるように、できる限り、時間いっぱい 本気で『場を清める』人になってほしいと思います。

以上、令和3年度第2学期の始業式にあたり、改めて、

『不抜・不濁』の精神のもと、『伸びる 伸ばす』を実践すること。

『凡事徹底』における『時を守り、場を清め、礼を正す』中でも、特に『場を清める』ことを意識すること。をお願いしました。

                 それでは、充実した第2学期を過ごしましょう。