弓道には、坐射(ざしゃ)・立射(りっしゃ)という射方があります。坐射とは、膝を床につけた状態で矢をつがえ、その後、立ち上がって矢を射る射方です。公式大会は、主に立射(立った状態で矢をつがえる射方)で行われますが、大きな大会の決勝戦や審査会などは、坐射で行われます。益田高校弓道部では、伝統的に1年生の段階から坐射を練習しており、8月4日(木)は、その練習の成果を発表するための坐射大会が行われました。最優秀射手賞に岸田さん、河野さんが選ばれました。

 坐射大会には、例年、引退した 3年生が講評に駆けつけており、今年も補習を終えた3年生が弓道場へ集まり、1年生の上達を見に来てくれました。坐射の披露後、 3年生からは、「この短い間でよく上達した。改善点はあるけどよく頑張った」と声をかけてもらいました。期末試験以降、2年生は、自分の練習もある中、1年生に坐射を指導してきました。その成果が、1年生の上達という形で現れたことは、とても喜ばしいことです。総勢約30名の弓道部ですが、今後とも1,2年生で切磋琢磨しながら、鍛錬を積んで参ります。