11月10日の地域巡検の現地研修に向け、今日から本格的に活動が始まりました。10のコースから自分の行きたいコースを夏休みのレポートで選択し、コースが決まった後、各コースを4班ずつに分けます。地域巡検は班活動で実施し、班ごとに「石見を発展させるアイデア」を提案します。今日は、班のメンバーの顔合わせも兼ねて、事前学習を行いました。コースが決まったといっても、その分野はまだ大雑把なものです。そこで、その分野のどこに照準をあわせるのかを考えるために、「10年後の未来像」を各班で決めていきます。その後、その未来像を妨げている現在の要因を考えていきます。多くの要因が出てきますが、その要因の中で最も他の要因に影響を与えていると考えられるレバレッジポイントを見つけることで、当日の研修の内容に対して、意識をもって臨むことができると期待しての活動です。

SSH部員3人と今年度もユタラボの山﨑さんに御協力いただき、ファシリテーターとして、授業を進めていきました。なかなか生徒だけでは、うまくまとめられないところや、気がつきにくいポイントなどは、引率教員によるサポートで補っていきます。今回は生徒の活動を事前に教員が研修で体験しているので、そのサポートも効果的に行われたようです。

また今年度は事前課題をPCで作成していきます。Googleのドライブ内で、情報を共有しながら、班で事前課題に取り組んでいきます。(事前課題とは、訪問先に作成していただいた、当日の研修に際し、事前に知っておいてほしい知識や考えを学習するための課題です。)今日をきっかけに、地域巡検に取り組む意義をしっかりと把握しながら、今後の活動を積極的に取り組んでもらいたいです。