12月7日(火)に2年普通科文系による「小学校への出前実験」を実施しました。昨年度に引き続き、「高津小学校」、「益田小学校」、「吉田小学校」に高校生が出向き、小学6年生対象に理科の実験を行いました。益田地域の理数教育の充実を図るため、益田高校では毎年この出前実験を行っています。

この取り組みを通して、

① 小学生に理科に興味をもってもらうこと

② 小学生に実験の説明をすることで表現力、論理的思考力を身につけること

が大きな目的になっています。

はじめに全体実験として、「雲をつくる実験」と「水素爆発」の実験を行いました。小学生は、普段なかなか見ることのない水蒸気の粒を間近で見たり、水素爆発の大きな音を聞いたりと驚いている様子でした。次に、7つのブースに分かれてローテーション形式で実験を行いました。1回10分間という短い時間の中で小学生にいかに楽しんでもらえるか、各班アイディアを出し合ってこれまで準備してきました。今年度は、ポスターだけでなく、スケッチブックやPowerPointを活用するなど多くの班が工夫を凝らしていました。はじめは上手に説明や実験ができなかった班も後半になるにつれて実験の説明、時間の使い方、小学生とのコミュニケーションの取り方などが上手になっていました。

普段、人に教える経験をしていない高校生にとって教えることの難しさを実感できる良い機会になったと思います。実施後のアンケートでは多くの高校生が今後のさまざまな発表会において、「わかりやすい発表ができるようにしたい」と書いていました。また、高校生自身も理科の実験を行うことで理科に興味を持つようになったと回答しており、理数教育の充実という側面において非常に良いイベントになりました。 参加してくださった小学校の皆様、ありがとうございました。